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立ち呑み漂流の「別館」。熊本駅前にあった居酒屋名店「村祭り」。いまだ余韻。新風連憂国の地。●麗しの日本の心が腐りつつある。日本の「心」を呑む日本酒。その将来に思いを馳せ綴る!


by tatinomi2
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「心栄え」のある、いい話じゃあ。




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YAHOOのトップページのNEWSで
気になる話題発見。
お隣、宮崎(出身県大分)も気になり
読んだ。

なんとも、

奥行きのアルええ、噺。

こういう、心栄えのある人間が
だんだんいなくなり、寂しい限り。
嫌な気分も、吹っ飛ぶ、ええ、噺。



  ★    ★   ★




県警音楽隊:来月退職の井手さん、定期演奏会で最後の指揮 /宮崎
2月28日15時25分配信 毎日新聞

 ◇29年間の楽長生活に幕
 県警音楽隊の定期演奏会が26日夜、宮崎市のメディキット県民文化センターであった。
来月退職する井手茂郎楽長(61)が最後の指揮をして29年間の楽長生活に別れを告げた。
【川上珠実】
 アンコールでは、照明を落として「暗い港のブルース」(早川博二作曲)をトランペットで演奏。
終わらない拍手に満面の笑みで応じ、照れくさそうに舞台袖に引っ込んだ。
「『これで本当に終わりなんだ』と身に染みました。あっという間でした」。

笑顔の奥の目は真っ赤だった。
    ◆

 国立音楽大学を首席で卒業し、2年間パリのベルサイユ音楽院に留学した。
「一流の音楽家でありながら、県警音楽隊に骨を埋めてくれた」と周囲は評する。
 県警音楽隊と出会ったのは高校時代。ピアノの先生の父親が
初代楽長の蛯原三好さんだった。ある日、レッスンを終えて帰ろうとすると
蛯原さんが引きとめ、警察官の制服を着せた。楽隊の
トランペット奏者が急病で、中学時代から吹奏楽部で
トランペットを吹いていた井手少年が代役を頼まれたのだった。
 県警察学校で練習し、泊まりがけで演奏会に同行した。
隊員は白バイや交番の警察官だ。

隊員たちが一生懸命に慣れない楽器を演奏する姿に引かれた。
 大学合格を蛯原さんに報告すると「卒業したら
おれの後釜になれ」と冗談交じりに言われた。数年後、蛯原さんは急死した。
「僕にとっての遺言になった」。帰国後の79年に宮崎国体で
県警音楽隊を指導したのがきっかけで3代目楽長に就任した。
不思議な縁に導かれるようだった。


    ◆
 隊員は20~50代の男女約25人。大半が楽器の未経験者だ。
週に1日集まって練習する。井手楽長は各地の演奏会で
「ホルン奏者は普段は白バイに乗っています。

今日は宿直明けで寝ていないけど一生懸命演奏します」などと紹介してきた。
 客が隊員の顔を覚え、勤務先の交番まで個人的に演奏依頼にくることもある。
「おまわりさんが怖くなくなった」「楽器ができるなんて驚いた」。
訪問先で小中学生にもらった手紙が励みだった。
 井手楽長の公式演奏会は26日で1213回目。演奏会後、

次々と握手を求める隊員の姿が、充実した29年間を物語っていた。






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   ※KORIKORIさんブログより写真借用
by tatinomi2 | 2010-02-28 19:17 | 縄文の心栄え